パーソナルブランドインタビュー『わたしの約束』vol.2 大井聖也さん

パーソナルブランドインタビュー01

現役消防官として現場勤務や、救命セミナーを開催している大井聖也さん。その一方で、「和文化」を広めたいという想いで舞台やイベント等でも活躍されています。
「消防官」から「和文化」へ…その想いの変化についてお聞きしました。

自分が何をやりたいのか、自分の強みっていうのを見つけて社会の役に立てよう、というセミコンに出場したのがきっかけ

――お名前とお仕事を教えてください。

大井聖也です。今は、犬山市の消防官として現場勤務しています。休みの日はボランティアで救命セミナーをしています。
ただ、自分が一番好きで、熱を込めてやっているのが「和文化」です。今も着物を着ているとおり、弓道・和太鼓・剣舞などをやっています。これからは、和文化をメインにやっていきたいと考えています。

――パーソナルブランドのことを知ったのはいつですか?

パーソナルブランド自体は、2016年のセミナーコンテスト※1の大阪大会にオブザーバーとして参加したのがきっかけです。その時は、中身は知らなくて。でもその大会で、今の社会の状況に合わせて、いかに個人のブランドをもつのが大切か、という立石さんの話を聞いたのが、自分にすごく響いたんです。なので、自分もやってみたいな、おもしろそうだな、と思ったのが興味をもったきっかけです。
セミコンも、自分が何をやりたいのかや、自分の強みっていうのを見つけて、社会の役に立てよう、という理念で。パーソナルブランドと共通するところがたくさんあるので、そういったことにもともと興味があったのかな、と思います。

※1セミナーコンテスト・・・通称、セミコン。日本パーソナルブランド協会主催で、セミナー講師を目指す人を対象に、自分の体験をもとにオリジナルセミナーを作り、1人10分で発表し順位を競いあうイベント。現在全国8ヶ所で開催、これまでに1000名以上のセミナー講師を輩出している。

――パーソナルブランドの講座に興味をもったのはいつですか?

パーソナルブランドの講座に興味をもったのは・・・2016年の秋です。僕がセミコンに出場した時に、津田さんがパーソナルブランド体験講座のプレゼンをしていたのを聞いて、「おもしろそうだな」と思ったのがきっかけです。

第26回セミナーコンテストに出場した大井さん

「助け合い」「調和」…自分の中に残るキーワードを見つけられた

――パーソナルブランド2級の講座を受講して、どんな「自分クレド」を作りましたか。

結局、最初も2回目も最後の最後まで納得のいくものは出来上がらず、とりあえず形にしようという風に作り上げたものです。
部分部分はすごく大切だと思いながらも、自分の中で腑に落ちない所がたくさんある中で作ったので、なかなか「これだ!」というところにまだ出会いきれていないんです。

――最初に作ったクレドのビジョンはどんなものでしたか?

「何か挑戦したいけど、なかなか前に進めない人、一歩が踏み出せない人の手助けをあたえたい」…みたいな感じでした。「助けあいが生まれるような温かい社会に向けて何かやりたい」というような事を書いた覚えがあります。
これを作ったタイミングがセミコングランプリに向けた時期で、グランプリのセミナーに向けてという意識はあったので、「救命」に流れたところはあります。

ただ、1回目も2回目も、それぞれ見つかったキーワードがあって。1回目は「助け合い」で、2回目のキーワードは「調和」だったんです。自分の中で大切にしているキーワードというか、価値観がそれぞれワンワードで見つかりました。
クレドを完成できなくても、自分の中に残るキーワードを見つけられたことは大きかったです。

1回目は「助け合い」だったんですけど、なんかもっと自分の中で掘っていったときに「和文化」というのが出てきた。助け合いのできる社会って、すごく平和で、温かくて、雰囲気がよくて、居心地がよくて、自分が居たい場所だなって。
たまたま僕のセミナーでのノウハウが、「人に助けを求める」だったので、これをセミナーにリンクすれば自分の想いがのって、人に伝わるセミナーになるな、と。
ただその時は、まだ「和文化」っていうところまでは深掘りできていなかったんです。

――2回目の受講で「和文化」をやりたいことに気がついたんですよね。

そうです。それで、2回目を受けた時にはあきらかに「和文化をしたい!」っていうのを感じ始めていたところで。受講したら、それがさらに加速しましたね。
それで、もうひとつの「調和」というキーワードが出てきました。バランスがとれている…皆がそれぞれやりたいこととか、役割とかがあって、それはワガママではなく、人の役にたつように相互補完し合えるような、そういう空間が好きだなという所に気づいて、「助けあい」から「調和」という言葉に変わったんです。
自分の中では少しずつ、何かに近づいている感覚はありますね。何かはまだ分からないんですけど(笑)

 

「自分が期待して欲しいことを発信していく」と、そのとおりになるんだなっていうのを体感しています

――作った「自分クレド」はどのように活用していますか?

クレドを作って3日間くらいは、クレドカードを見たりしているんですけど、その後に見なくなってしまって(笑)
ただ、カードを見なくてもすごく残っているものがあって。それって、無理矢理でも(クレドカードを)書ききったからかな、と思います。無理にでも作りきったことによって、頭の中が整理されて、キーワードだけでもちゃんと自分の中に残るようになったんだと思っています。

あとは、「クレドを作ったらそれを発信していくといいよ」と聞いたので、ブログをはじめました。和文化について書いています。
それで思ったのが、長文を書くことって面倒くさいんですけど、和文化のことを書き始めたらあっという間に長文を書いている自分がいるんです。伝えたい!っていう気持ちが強いからですかね。
発信する、というのをやってみたときに、面倒くさいと思うことでも、自分の強い想いがあると意外と夢中になれるっていうことに気が付きました。発信することって大事だと実感しましたね。
文章の内容はボロボロで、とても見せられないような状態なんですけど(笑)自分の想いの強さを改めて確認することはできました。

――ブログの他にはどんなことをしていますか?

インスタグラムも和文化の投稿で統一しています。着物を着ていたら、舞台に出たら、和文化の物を買ったら、と和文化をアップしています。
そういうことをしていると、1ヶ月くらい経ったら、周りの人から「和の人」と言われるようになってきました。前は「消防官の人」だったのが一気に「和の人」になって、友達からも「転職したのか!?」と聞かれるほどです(笑)
語学留学の時の気付きがあったので、インスタグラムにアップする時には外国の方を意識して英語で書いています。日本人にもちゃんとこういうことをやっている人がいるんだなって分かって欲しいと思って。日本人の日本人らしい文化のままいけばいいんだな、と考えるようになりましたね。それで、和文化を発信していくというのにつながるんです。

パーソナルブランドは「人との約束」であって、「自分が期待して欲しいことを発信していく」ということを言っていて、まさに自分が思って欲しいことを発信していくと、その通りになるんだなっていうのを体感しています。初めて会った人にも「和文化をやってるんですね」と言われます。ただ名刺はまだ消防官のままなので、そのギャップにまた驚かれます(笑)

「和文化を発信していきたい!」と思うようになった原点はアメリカ留学にあった

――ところで、大井さんが「和文化」に興味をもったきっかけはありますか?

僕が和文化を発信していきたいと思うようになった原点がアメリカ留学にあるんです。
4ヶ月間、語学留学をしていたんですけど、意外と日本人の評判が良くなくて…。治安とか一般的な信用度は高いんですけど、対人関係になった時に、退屈、つまらない、何考えているか分からないという風な言われ方をしてしまうんです。その…日本の印象が悪いのが悔しくて。
日本の文化のことを聞かれてもあまり答えられなくて。僕が好きな大河ドラマに関することなら答えられるんですけど、「相撲ってなに?」とか子どもが聞いてくるような質問や、「日本の政治についてどう思う?」とか、それまで考えたこともなかったんですね。
自分がいかにそういうことを知らないで日本人をやってきたのか、というのと、日本人の評判が悪かったのがあって、このままはイヤだなと。
それで、日本に帰ってきてからは、興味があれば見る、程度だった和文化をちゃんと学ぼうという気持ちになって、弓道などをはじめたんです。

――和文化を発信するようになったきっかけは留学にあったんですね。留学前も和文化に興味はあったんですか?

留学前からありましたね。大河ドラマは好きでしたし、太平洋戦争とかの映画を高校生の頃に一人で観に行ってました。バトルが好きとかっていう訳ではなくて、「親を大切に」とか「家族を大切に」みたいな”周りの人を大切にしましょう”っていう雰囲気がすごく好きで。それで、太平洋戦争から幕末に遡っていう感じで、映画みたり本を読んだり。
本当は日本刀とかも欲しかったんですよ。でも、高校生大学生の頃って、周りから浮くのを気にして、そういうのが好きっていうのを押さえ込んでいました。周りに合わせて、流行に合わせて。でも、今思い返してみるとすごく興味がありました。

僕、高校は野球部だったんですけど、グラウンドに礼をするとか、道具を大切にするっていうのをすごく大切にしていて。それが僕の中ではとても安心できることだったんです。周りから見たら、野球が好きで、そういう礼儀も大切にする意識が高いやつなんだな、って感じなんですけど、自分にとっては「日本の文化だ!」って想いでやってるんですよね。野球だからこそ、そういうのも許されて…唯一自分が出せた瞬間でした(笑)

前から興味はあったんですけど、あえて出さなかった。…というより、こんなに強い興味を持っているとも思ってなかったですね。徐々に(興味が)なくなっていくんじゃないかな、と思ってたんですけど…逆になってしまいましたね(笑)
パーソナルブランドがきっかけでその気持が強くなりました。

「和の人」と言われる方が、自分のパーソナリティに近くて嬉しい!

――パーソナルブランド2級の講座を受けた後の、大井さん自身の変化はありましたか?

優先順位がガラッと変わりました。例えば、「話し方セミナー」と「弓道」があったら、今までだったら話し方のが必要だな~と思ってセミナーを選んでたんですけど、今なら迷わず弓道を選びます(笑)
何か予定がバッティングした時には、全て「和文化」を優先するようになりました。時間の使い方が一気に変わりましたね。今は、(和文化を)第一に考えてやっていいと思っています。

――周りの人たちの変化はありますか?

周りの人たちからは「和」の人になってしまいました(笑)
特にセミコン関係の人たちですね。名古屋の人たちは関わりも多いので、僕の変化を身近で感じてると思うんですね。でも、前は名古屋以外の人に会ったときに「消防官のセミナーされてる方ですよね」って言われていたのが、「着物で和文化をされてるかたですよね」っていう風に変わりましたね。相手が抱くイメージが変わりました

――色んな方に「和文化の方ですよね」って言われることはどう感じていますか?

嬉しい!(笑)消防官の時は嬉しくなかったんです。消防官だけど…それだけかな、って。
「和文化」って言われた方が、自分のパーソナリティに近いからですかね。

「色んなことに挑戦してみたんだけど、自分が何をやっていくか迷っている人」にオススメ!

――パーソナルブランド2級講座を再受講しようと思ったきっかけはありますか?

再受講は、1回目受講した時にもう決めてました(笑)あとはタイミングだなって。1回受けると分かるんですけど、1日では絶対分かりきらないんです。1回受けると、これから何ヶ月間か向き合っていかなきゃいけないことだけは明確になって、また向き合った上でまた受講するとさらに新しい答えが見つかるんです。少しずつ階段を昇っていくような感覚ですかね。自分のタイミングが合えば、受講するという感じです。

パーソナルブランドって幅が広いなと感じていて。お金を稼ぐための成功だけでなく、社会貢献とかいろんなことに対しても使える幅広さがあるので、パーソナルブランドを再受講していけばそれで十分だな、と思ったんです。

――ビジネスだけでなく、人生全般においてパーソナルブランドが大事だと。

そうですね。誰もが受けた方がいいと思うし。それこそ、学校の教科になってもいいくらいだと思います。

――この講座はどんな人にオススメしたいですか?

僕は、同世代の人にオススメしたいです。
自分が何をしたいのか分からない、とか何が自分のやりがいなのか分からない、ずっと僕も考えていました。セミコンに出たきっかけもそうだったんですけど、何をしたいのか分からないから、とりあえずなんでもやってみようというのがあって。
それを見つけるきっかけになるのがパーソナルブランドだと思います。

同世代の人の特に、「色んなことに挑戦してみたんだけど、自分が何をやっていくか迷っている人」は特にオススメです。
情熱があることをやってもいいんだ、発信していってもいいんだ、と。それをライフワーク・ビジネスにしていいんだっていう所を認めてもらえる場所なので。その上で、自分のことを深掘りできるので、絶対受けた方がいいと思います!

――これからのパーソナルブランドに期待することは?

やっぱり受講する人が増えて欲しいです。大学の授業とかゼミとか学生、就職する前の若い世代の人たちに向けて、パーソナルブランドをたくさんの人に受講してもらいたいですね。自分が会社を選ぶ上で、社会人として生きてく上で、自分に向き合える時間が1回でもあると全然違うと思います。若い世代、同世代にたくさんパーソナルブランドを受講する人が増えてほしいです。

――最後に、大井さんの今後の目標を教えてください。

2~3年後に、1年間くらい海外に行って和文化を伝える活動をしたいです。…となると消防官を辞めてることになるんですけど(笑)
そのために、もっとしっかり和文化を学びたいと思っています。茶道や弓道の段をとる、歌舞伎を知る、和ごころ塾…日本のいろんな心を学ぶ塾で学んで、日本人としての嗜みを身に着けた上で、海外で日本の文化を広めたいというのが、今漠然と描いている夢です。

――大井さんの和文化を広める活動がますます発展するのを楽しみにしています!今日は貴重なお話をありがとうございました。

 

-Profile-
和心を伝える消防官 大井聖也
大学では教育学部にて心理学を研究し、元塾講師という異色の経歴を持つ熱血レスキューアドバイザー。
現役消防官として様々な災害現場・救急現場に立ち会う中で、被害を最小限にしもっと多くの命を救うためには、「自分で守れる人」を増やすことが大切だと強く感じ、ライフワークとして災害時に自ら行動できる心構えとノウハウを伝える防災教育を地域に広める活動をスタートさせる。
2015年 第44回東海地区消防救助技術大会 優勝
2016年 第26回セミナーコンテスト名古屋大会 優勝
◆大井聖也さんブログ「和文化大好きブログ」◆


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